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朝日新聞デジタルに掲載されました 「外資系で部下から無視 『人生の棚卸し』で見えた居場所」

代表の岡村進の取材が記事になりました。

●外資系で部下から無視 「人生の棚卸し」で見えた居場所

日本企業の常識が、海外の常識とは限らない。世界を見れば見るほど、日本人がどれほど狭い世界で生きているか、という事実にがくぜんとさせられた。

 世界に通用するビジネス人材を育てたい、という新しい夢が岡村に芽生えた。そして52歳でベンチャー企業「人財アジア」を立ち上げた。

悩んでいる人と一緒にその人の強みを見つけて、幸せの道筋を探す応援がしたい。

※掲載の弊社名刺をデザインして下さったのはアートディレクター川村貞知氏(EATビジネス予備校 丸の内クラス 一期生)
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どんなプロダクトでも、いったん彼の手にかかると究極の個性が浮かび上がり、行列ができる・・アートの持つパワーと大切さを体感させてくれた卒業生。

ーーー(以下、本文)
大手生命保険会社から外資系金融機関に転じ、日本法人の社長に。MBA(経営学修士)や米国公認会計士の資格を持ち、世界を駆け回るビジネスパーソン――。

エリート街道のど真ん中を歩き、さぞかし自信に満ちた雰囲気の人なのではないかと記者は想像していた。でも、取材で実際に会ってみると、語り口はどこまでも控えめ。自己評価は「私は要領が悪く、不器用な人間です」。そんな人物が52歳にして自ら社長の座を降り、新しい居場所を探す旅に出た。50代の自分を突き動かした「志」とは。

●すぐにサボろうとする性格
その人物は、岡村進さん(58)。第一生命から、スイスの金融大手、UBSの資産運用部門の日本法人、UBSグローバル・アセット・マネジメント(現UBSアセット・マネジメント)に転職。社長を務めた。いまは人材教育のベンチャー企業「人財アジア」の社長として、グローバル人材育成のための予備校を開いている。

資産運用会社の業績は好調で、社長の地位は安泰だった。でも、岡村さんの心の中の声は、こうささやいていた。

〈社長の椅子に居続ければ、安住してしまい、自分が本当にやりたいことを見失ってしまうのではないか〉

楽な状況に置かれると、すぐにサボろうと考えてしまう性格だと、若いころから自覚していた。努力をして成長を続けなければ、幸せは自分の手から離れていってしまうのではないか。そんな思いをずっと抱えていた。これまでも、自分で大きな環境変化を起こすことで、自分を追い込んできた。

社長時代はハイヤーでの送迎は断り、自宅から最寄り駅まで自転車で通勤した。飛行機はエコノミー。とにかく、境遇に甘え、調子に乗って易(やす)きに流れてしまうことが怖かった。

外資系トップの椅子をあっさり捨てた。いつかは人を育てたいという夢を追うために。

●他の就活生からこっぴどく批判
引きこもりになっていてもおかしくない、紙一重の就職活動だった。